携帯電話・SIM契約
日本で携帯電話を契約する外国人向けの実用ガイドです。短期滞在者は月額契約が難しいため、まず「在留カードがあるか」「日本の住所が登録済みか」「支払い方法があるか」を確認してください。
最初に決めること
状況 おすすめ 理由・注意点
観光・短期滞在
3か月未満
プリペイドSIM、旅行者向けeSIM、ポケットWi-Fiレンタル 在留カードが発行されないため、一般的な月額契約は基本的に不可。本人確認不要または簡易な旅行者向け商品を選ぶ。
留学・就労・家族滞在など
中長期滞在
格安SIM / MVNO、楽天モバイル、UQ mobile、Y!mobileなど 料金を抑えやすい。オンライン申込が中心なので、住所表記・本人確認画像・支払い方法の不備に注意。
日本語が不安、銀行口座や日本発行カードがまだない GTN Mobile、Sakura Mobile、Mobalなど外国人向けSIM 多言語サポートや海外カード対応がある場合が多い。月額料金は少し高めでも、最初の1回線として使いやすい。
通信品質・店舗サポートを重視 ドコモ、au、ソフトバンク 店舗相談やエリア品質は強いが、料金は高め。端末を分割購入する場合は審査と在留期限の確認がある。
契約に必要なもの
項目 準備するもの
本人確認書類 在留カード、特別永住者証明書、特定在留カード、第二世代在留カードなど。外国籍の場合は、会社によって外国発行パスポートの提示を求められることがある。
住所 本人確認書類の住所と申込住所が一致していること。住所未登録・転居直後の場合は、住民票の写しや公共料金領収書などの補助書類が必要になることがある。
支払い方法 本人名義のクレジットカード、デビットカード、または日本の銀行口座。海外発行カードやデビットカードは会社によって不可の場合がある。
連絡先 受信できるメールアドレス。本人確認の不備連絡、eSIMプロファイル、契約書面が届くことがある。
端末 自分のスマホを使う場合は、SIMロック解除済み、対応周波数、eSIM対応、技適マークの有無を確認する。
2026年6月14日以降、在留カード・特別永住者証明書は新様式が導入されています。会社や申込方法によって、オンライン本人確認では使えず店舗申込が必要になる書類があります。
契約前チェックリスト
在留期限残り期間が短いと申込不可、または端末分割払い不可になることがある。
氏名表記在留カードと申込フォームのローマ字・漢字・ミドルネーム表記を一致させる。
住所表記建物名、部屋番号、郵便番号まで本人確認書類や補助書類と同じ表記にする。
通信量地図、動画、テザリングを使うなら20GB以上。家にWi-Fiがあるなら3GBから10GBでも足りることが多い。
通話病院・役所・不動産会社に電話するなら「5分かけ放題」「10分かけ放題」を検討する。
初期費用事務手数料、SIM発行料、端末頭金、不要なオプション加入条件を必ず確認する。
プラン選びの実用ポイント
大手キャリア
山間部・地方移動・仕事用で安定性を重視する人向け。店舗サポートは受けやすいが、割引条件が複雑になりやすい。家族割、光回線セット割、カード払い割が前提の表示価格に注意。
格安SIM / MVNO
月額料金を抑えたい人向け。昼休みや夕方に速度が落ちる会社もある。店舗が少ないため、APN設定、本人確認不備、eSIM再発行を自分で進められるかが重要。
外国人向けSIM
来日直後に便利。英語・中国語などのサポート、海外カード、短めの契約期間に対応する場合がある。長期滞在で日本の銀行口座やカードができた後、安いプランへ乗り換える方法もある。
プリペイドSIM / eSIM
観光、短期出張、来日直後の一時利用向け。電話番号付きか、データ通信のみかを確認する。SMS認証が必要なサービスを使うなら、音声通話またはSMS対応SIMを選ぶ。
店頭契約の流れ
1. 予約公式サイトで来店予約。外国語対応スタッフの有無も確認する。
2. 書類確認在留カード、パスポート、支払い方法、補助書類を提示する。コピーではなく原本が必要な場合が多い。
3. プラン選択データ容量、通話定額、端末購入の有無、eSIM/SIMカードを選ぶ。
4. 重要事項説明月額料金、キャンペーン条件、解約時の費用、端末分割残債、オプションを確認する。
5. 審査・開通本人確認と支払い審査後、SIMを受け取り、通話・データ通信・SMSをテストする。
オンライン申込のコツ
画像在留カードは表・裏・厚みなど、指定された面を鮮明に撮影する。加工や塗りつぶしは不備になりやすい。
住所「1-2-3」と「1丁目2番3号」などの表記ゆれに注意。本人確認書類と同じ表記に寄せる。
eSIM端末がeSIM対応か確認。QRコードを読むため、申込端末とは別の画面でQRを表示できると楽。
APN開通後に通信できない場合は、APNプロファイル、モバイルデータ、ローミング設定を確認する。
配送SIMカード受取時に本人確認がある場合、契約者本人が在宅して原本を提示する必要がある。
よくある失敗と対策
失敗 対策
端末代が安いと思ったら、長期の分割契約だった 「端末価格」「割引条件」「返却プログラム」「分割残債」を分けて確認する。
表示価格より請求が高い 初月の日割り、事務手数料、通話料、留守番電話、保証、動画サービスなどの有料オプションを確認する。
海外スマホで電波が弱い 日本の主要バンド、特に4G/5Gの対応周波数を確認する。技適マークも端末情報で確認する。
本人確認で落ちる 住所・氏名・生年月日を完全一致させ、在留カード裏面と補助書類を用意する。新様式カードは店舗申込が必要な場合がある。
電話番号を変えたくない MNPを使う。対応会社間のWeb申込なら、MNP予約番号なしで進められる「MNPワンストップ」が使える場合がある。
説明と違う契約だった 契約書面を受け取ってから8日以内なら、初期契約解除または確認措置の対象になる可能性がある。すぐ事業者へ連絡する。
店頭で使える日本語
携帯電話の新規契約をしたいです。新しい電話番号を作りたいとき。
SIMカードのみ契約できますか。スマホ本体は買わず、回線だけ契約したいとき。
eSIMで申し込みたいです。対応端末を持っている場合。
外国語対応のスタッフはいますか。英語・中国語などで相談したいとき。
在留カードとパスポートを持っています。本人確認書類を提示するとき。
端末を分割払いにできますか。スマホ本体を月々払いにしたいとき。
このスマホは日本で使えますか。SIMロック、対応周波数、技適を確認したいとき。
不要なオプションは外してください。保証や動画サービスなどを付けたくないとき。
来店前メモ
目的仕事用、生活用、短期滞在用、データ専用など。
予算月額だけでなく、初期費用と端末代を含めた合計で考える。
住所住民登録後、在留カード裏面の住所更新が済んでいるか確認する。
支払い本人名義カードまたは銀行口座。使えるカード種別は事前確認する。
控え契約書面、キャンペーン条件、解約条件、SIM PIN、マイページIDを保管する。